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「」に対する検索結果が45件見つかりました

  • ARINAGA Kota | Gallery O2

    ARINAGA Kota (Glass) 有永 浩太(ガラス) 1978 大阪府堺市生まれ 1998 ドイツフラウエナウ·サマーアカデミー短期留学 2001 倉敷芸術科学大学芸術学部工芸学科ガラス工芸コース 2001-2003 四季の里ガラス工房スタッフ / 福島 2004-2009 新島ガラスセンタースタッフ / 東京都 2011-2016 金沢卯辰山工芸工房 ガラス工房専門員 2017 能登島に自宅工房 kotaglass 設立 2022 島内に工房移転 2023 吹きガラス-妙なるかたち、技の妙-(サントリー美術館) CORRELATION-交流と継承-(岡山県立美術館)

  • HIROGAKI Ayako | Gallery O2

    HIROGAKI Ayako (Glass) 広垣 彩子(ガラス) 1984 奈良県生まれ 2010 東京ガラス工芸研究所卒業 2012 富山ガラス造形研究所修了 2016 「国際ガラス展・金沢 2016」大賞 2017 アレキサンダー ツチェック財団美術館「life-world 展」(ドイツ) 「Body/Dress」石川県能登島ガラス美術館 2018 「富山ガラス大賞展」銀賞 「第7回現代ガラス展in山陽小野田」優秀賞 ニューヨーク在住

  • OBA Akiko | Gallery O2

    OBA Akiko (Wood cut) 大庭 明子(版画) 1956 神奈川県逗子市生まれ 1979 東京造形大学版画研究室卒業 神奈川県美術展、日本版画協会展受賞 1985 文化庁芸術家国内研修員 1992 「よこはまの作家たち’92」(横浜市民ギャラリー) 著書 / 絵本 『ことばのくにのマジックショー』(2008年、アリス館、手品:大友剛・ことば:中川ひろたか) 『にくまんどっち?』(2009年、アリス館、文:苅田澄子)など Go to Shop →

  • SAGO Michiko | Gallery O2

    SAGO Michiko (Ceramic) 佐合 道子(陶芸) 1984 三重県 生まれ 2018 石川県立九谷焼技術研修所 実習科 加飾専攻 修了 一級陶磁器製造技能士(上絵付け作業)資格取得(所轄・主催;厚生労働省) 2019 金沢美術工芸大学 大学院美術工芸研究科 博士後期課程 学位取得(芸術) 展覧会 2009 「現代工芸への視点-装飾の力」<東京国立近代美術館工芸館/東京> 2014 「現代・陶芸現象」<茨城県陶芸美術館/茨城> 2016 「焼締—土の変容」<海外巡回展(2016/4/19〜現在)、主催;国際交流基金> 2020 「和巧絶佳展 令和の超工芸」<パナソニック汐留美術館/東京ほか巡回> 2022 「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI」<那谷寺/石川> 2023 「第17回パラミタ陶芸大賞展」<パラミタミュージアム/三重> Go to Shop → 本展にあたり、これまで私が取り組んできた「いきもの」らしさを起点とする一連の制作プロセスから導き出された工芸に対する現在の考えを説明したい。 ​ 私はあらゆる変化あるもの・ことを「いきもの」と捉え、考えや素材に対して多角的にアプローチすることは私自身と作品をより深めていくものと考える。その一つとして設定したテーマが器物である。器物は、あるものとあるものとの関係において規定されると考える。そしていつかにこの考えをベースに作り出した作品たちを俯瞰してみることによって、次の新たなテーマ(課題)が明らかになると考えた。本作「祈り」は以上のような背景から生まれ、祈りについて考えることは図らずも工芸をとらえていくための重要なきっかけとなった。まずは本作のタイトルについての思考を説明し、その後工芸に対する考え方を述べる。 ​ 「祈り」と「願い」の違いをどうとらえるかはとても難しい。辞書的な定義や語源は説明されてはいるが、各人に思い浮かぶことが必ずしもぴったりと当てはまるものではない。無宗教だという人が祈ることもあるし、「〜を願う」という祈り方もある。思いがどういった性質のものであるかは、文化や信仰する対象の有無、またその度合い、時代の感覚や風習、そして個人の価値観などによっても変化し得る。こうした複数の要素から受ける影響によって語彙のニュアンスに違いが出るような場合、その対象のもつ意味を特性論的*に捉えていく方法がある。例えば自分の思うことを届けたい対象の有無、それが存在する場合はどのような存在であるか。あるいはどの程度利己的で利他的か、時間的な持続性などである。そういった考察からみえてきた性質から、最終的にどう位置づけるかも個人に委ねられる。このように、個々が内包する意味要素の有無や多寡で再構成する視点が特性論的アプローチである。 ​ この考え方は昨今議論されている美術か工芸かといった位置づけの問題にも適用可能な方法論であると思われる。なぜならば、個々の作家や作品、あるいは団体や制作のプロセスといったケースは非常に多様だからである。こうした場合、必ずしもいずれかに振り分けるのではなく、双方を重ね合わせて捉えていくことが必要であろう。素材や手法、展示方法やシーンやコンセプトなど、あらゆる要素や属性が存在する中で、それらのどの特性をどの程度有しているかによって作家や作品の性質を比較的正確に理解することができる。このような方法によってさまざまな表現者・表現物を内包することで美術や工芸の領域は未だかつてないほどに広がるが、将来的にはそれらを眺めることによって、より客観的な価値観によって工芸の枠組みが明らかになると考える。 ​ *特性論は、個性を記述する際に関係すると考えられる特性(trait)を挙げ、個々のケースがそれらの特性をどの程度有しているか、あるいは関連があるかによって記述を行うものである。たとえばBig-5とよばれる性格理論は、人間の性格特性として開放性・外向性・協調性などの5つを挙げ、個人がこれらの特性をどの程度有しているかによって個性の記述を行う。 ​ 佐合 道子

  • MATSUFUJI Koichi | Gallery O2

    MATSUFUJI Koichi (Installation) 松藤 孝一(インスタレーション) 人間の時間、自然の時間 ​ 昔の時計が今ほど精巧なものでなかったことはよく知られている。そこには技術的な理由もあるだろうが、その事実は何よりも人が現在ほど画一化された時間を生きていなかったことを意味する。 松藤孝一・個展「空を旅する」の空間には、さまざまな人間と自然の時間が流れている。ステンドグラスを用いて、空や光、あるいは光と表裏一体をなす影が表現されたインスタレーション作品には、同時に神棚を想起させるオブジェが組み込まれている。他にも、渡り蝶の一種・アサギマダラの目線から気泡の混入した吹きガラス作品の表面を通して眺めた世界が写し出された写真作品や、耳を近付けると波の音が聴こえるコンクリートブロックの上に置かれた吹きガラス作品などが展示される。本展には人間と自然に帰属する多彩な素材や要素が散りばめられ、むしろ人間と自然を隔てる境界線の曖昧さが前景化される仕組みになっているのだ。 本来、時間というものは種により、あるいは個体により異なる驚くべき豊かさを有する。松藤の諸作品を通して、私たちは改めてそのことに気付かされるだろう。 ​ ​山本浩貴(文化研究者・アーティスト・金沢美術工芸大学講師) Human Time, Nature’s Time It is well known that clocks in the past were not as elaborate as they are today. There may be technical reasons for this, but above all, this fact indicates that people did not live in such a standardized time as we do today. In the space of Koichi Matsufuji’s solo exhibition “Traveling in the Sky,” a vast variety of human and natural time flows. The installation piece, which uses stained glass to express the sky, light, or shadows that are inextricably linked to light, at the same time incorporates objects that remind one of Shinto altar. Other works on display include a photographic piece depicting the world as seen from the perspective of a sort of migratory butterfly, chestnut tiger, through the surface of a blown glass piece with bubbles mixed in, and a blown glass piece placed on a concrete block that makes you hear the sound of waves when you put your ear close to it. The exhibition space is filled with a variety of materials and elements that related to both human and nature, and is designed to foreground the blurring of the boundary line that separates humans and nature. Time, by its very nature, has a remarkable richness that varies from species to species and from individual to individual. Through Matsufuji’s works, we are reminded of this fact. Hiroki Yamamoto (Cultural studies scholar, artist, lecturer at Kanazawa College of Art) 光が強ければ、影もまた濃い。 強い光の中にいると、影の存在をしばしば忘れてしまう。高度経済成長からバブルへと向かった60~80年代は、人々が夢見た「科学がもたらす明るい未来」を享受しながらも、それが落とす影がじわじわと存在感を増した時代ではなかっただろうか。「宇宙戦艦ヤマト」や「モスラ」、「鉄腕アトム」などの世界観を参照しながら、松藤は「世界の終わりの始まり」のイメージを提示する。新陳代謝を繰り返しながら拡大、増殖を続ける都市は、それ自体が生命体のメタファーである。危険な光を内包するウランガラスの都市は、禍々しくも美しく、見る者を魅了する。生と死、破壊と再生、繰り返される終わりと始まりの物語と、我々が手にしたものの対価という濃い影を背後にまとって。 ​ 米田晴子(石川県能登島ガラス美術館 学芸員)

  • TANAKA Nobuhiko | Gallery O2

    TANAKA Nobuhiko (Ceramic) 田中 信彦(陶芸) 1966 東京都生まれ 1989 立教大学社会学部卒業 1990 京都府立陶工高等技術専門校修了 1995 埼玉県入間市にて独立

  • YAMAGISHI Saya | Gallery O2

    YAMAGISHI Saya (Lacquer) 山岸 彩綾(漆) 1 981 ​石川県生まれ 2006 ​金沢美術工芸大学美術工芸学部工芸科漆専攻卒業 2012 ​日本ジュエリーアート展2012、奨励賞受賞 2014 ​金沢卯辰山工芸工房修了 近年は自然や植物からのインスピレーションを得て空想標本シリーズを展開している

  • HASHIMOTO Tomonari | Gallery O2

    HASHIMOTO Tomonari (Ceramics) 橋本 知成(陶芸) 1990 和歌山県生まれ 2017 金沢美術工芸大学大学院博士後期課程(工芸・陶磁)修了 《主な展覧会》 2020 Japanese Wonder(Erskine, Hall & Coe/London) Collect 2020(Somerset House/London) 2019 Korean International Ceramic Biennale(Icheon World Ceramic Center/韓国) SUNTORY TOKYO CRAFT ART BREWING in Shibuya(渋谷/東京) LOEWE Foundation Craft Prize 2019(草月会館/東京) 《受賞》 2019 Kyoto Art for Tomorrow-京都府新鋭選抜展2019(産経新聞社賞) 2015 神戸ビエンナーレ2015 現代陶芸コンペティション(準大賞) 《作品提供》 2020 IHNN 2021 SPRING/SUMMER RUNWAY “The boundary between Daily and out of Daily”(渋谷ヒカリエ/東京) 《コレクション》 Victoria & Albert Museum、Los Angeles County Museum of Art、 LOEWE Foundation、KOREA Ceramic Foundation 橋本知成展によせて ​ 2020年秋、橋本知成はファッションブランドのショーで自らの作品をみせるという経験を得た。日常と非日常の境界で、素材の潜在的な力を先鋭化させるファッションの領域とのコラボレーションは、橋本の現在にどのような変化をもたらしただろうか。 橋本の作品は、焼成による収縮や酸化金属の化学反応といった、土の皮膜を形成する現象が集積して成立する。球体や多面体として立ち現れる造形は、自己表現に閉じることなく、感情や思念を削ぎ落とすことで存在の根源を照射する。幾何形体は、いわばものの本質を成す最小単位の形態であり、最も内容が充実した簡潔な姿形である。 今回の展示は、そんな幾何学的な立体のみで構成されるという。シンプルな演出の内奥に、存在の峻厳さや繊細さが共存した、きっと瑞々しい感覚に満ちた空間になるだろう。 ​ ​川北裕子 In the autumn of 2020 Tomonari Hashimoto participated in a dynamic fashion show to exhibit his ceramic works. The collaboration with fashion inspired in him the power of radicalizing the potential of the artist’s material. The unique surface of his work is made by contracting the membrane of the clay with heat while inducing chemical reactions with oxidized metals. The spherical and polyhedron forms are stripped of emotions and thoughts, solely radiating its fundamental existence. Geometric shapes are the most effective expression of this essence of being; the forms concisely satisfied. This exhibition will consist exclusively of three-dimensional geometric works whose sensitivity and austerity of existence will infuse the atmosphere with fresh sensations beyond its apparent simplicity. Yuko Kawakita

  • OKADA Marie | Gallery O2

    OKADA Marie (Etching) 岡田 まりゑ(銅版) 神奈川県横浜市生まれ 武蔵野美術大学実技専修油絵専修研究課程修了 日本美術家連盟会員 銅版画を中心に油絵、ドローイング、オブジェなどを制作 内外コンペにおいて数々の入選と受 賞 ​ 1991 日本具象版画展 優秀賞 1995 第63回日本版画協会展 準会員賞 1996 第2回国際ミニプリントビエンナーレ 第6回ミヤコ版画賞展 大阪画商相互会賞 1997 第1回国際ミニプリントビエンナーレ 2005 第4回山本鼎版画大賞展 サクラクレパス賞/長野 2016 Splitgraphic International Graphic Art Biennial & ‘21 Go to Shop →

  • IEYAMA Eiko | Gallery O2

    IEYAMA Eiko (Needlework) 家山 英子(ニードルワーク) 1980 ​福岡県生まれ 2004 京都工芸繊維大学造形工学科卒業 2007 ​京都工芸繊維大学大学院造工芸科学科研究科 修了 2007 ​遠藤照明に入社 2012 ​昔から好きだったニードルワークの活動を深める 2014 ​遠藤照明を退社 2014 ​家山真建築研究室にて照明やデザイン、テキスタイルなど活動 Go to Shop →

  • MAKABE Rikuji | Gallery O2

    MAKABE Rikuji (Painting) 眞壁 陸二 (絵画)

  • CHIKAOKA Rei | Gallery O2

    CHIKAOKA Rei (Glass) 近岡 令(ガラス) 1970 富山県 氷見市生まれ 1993 武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業 2013 国際ガラス展・金沢2013 審査員特別賞 受賞 2014 Bullseye Glass E-merge2014 Kilncaster Award / USA 2015 ‘15日本のガラス展 JGAA賞(大賞)受賞 2016 University of Sydney 留学/オーストラリア 2017 東京藝術大学 平山郁夫国際文化賞 受賞 2018 アメリカ Bullseye Glass Portland アーティストインレジデンス 2019 東京藝術大学大学院美術研究科 工芸専攻ガラス造形領域 博士号取得 Go to Shop → 電気炉の蓋を開ける時のドキドキは私を夢中にさせた。自分の手から一度離れてしまう不安はゆっくりワクワクに変換されて、熔けて姿を変えたガラスを迎える。そんなガラスと向き合うことが面白くてたまらなかった。ガラスが柔らかいかたちに変わる、ただそれだけのことに新しい世界を見るような期待感で満ちていた。 ​ ある時期から作ることが窮屈になった。何を作っても想定外のことが起こらなくなって、つまらなくなった。できることが増えた代わりに、ガラス制作への新鮮な驚きや心揺さぶられることが減ってしまった。テクニカルな経験が邪魔する苦しさともどかしさ。惰性で作る辛さは一層こころ曇らせて、作れば作るほど後悔する。徐々に作り出すものに執着がなくなってしまった。 時間をかけて身につけたものが重くて、自由を奪っていることに愕然とし、大きなショックは反動になって、それを振り解きたくなった。慣れた環境と技法を放棄し、知らないところでもがいてみることに賭けた。 何もできない自分がつくる時間は、考えるまえにやってみることを繰り返すしかなくて、できないものはできないし、思い通りにならないことばかり。疲れ、落ち込み、悩み、うまくいかない日々が過ぎた。何のために作るのか何がしたいのか疑問だらけになった。 ​ あるきっかけでガラスのしごとを文章化することになった。「なぜガラスを作るのか」を人に伝わるように書くことは自分を振り返る作業だった。いったい何がしたいのか、何が苦しいのかを書き出して少しずつ言葉は膨らみ、文章整理を繰り返すことでガラスへの思考は動きはじめ気づかなかった意識をあらわにした。 ガラスとの付き合い方を多方へ変じ、そのたびにやってくるさまざまな問いに添うことができるのだろうか。ガラスからの答えを受けとめながら次の制作へ向かう時は未知で道筋などあるはずもなくひたすらガラスとのかかわり方を探る作業に没入する。 ​ 熱によってガラスは動く。ただ自分ができることはガラスの動きを止めることだけだ。ガラスには「始まりと終わり」が同時に見えている。それらがつくり出す強い緊張感と昂ぶりを形として表したい。溶けて変化したガラスの生み出す世界は、静と動が共存したゼロの地点を現わす。じぶんのガラスは、常に動き続け揺らぎ続ける感情そのものでありまた、矛盾をかたちに溶け込ませながら新たな均衡点を見つけて行く仕事だと思う。 ​ 近岡 令

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